私の携帯は、昔「額田部王女(ぬかたべのひめみこ)」と打ちすぎたせいで「糠」が一発で出ないのです。

 生まれて初めて「糠」と打とうとして気付きました。筍が美味しい季節ですね。

 これだけでもエッセイと言ってよいのだろうか。

 

追記……このエッセイの「可読性」は良いと出ております。

連続した文章: バラエティーに富んだ文章です。Good Job!
小見出し分布: 小見出しは使用していませんが、テキストは十分に短く、おそらく必要ありません。
段落の長さ: 長すぎる段落はありません。Good Job!
文の長さ: いい感じです!

↑……だそうです。

オーヴァーチュアの呪縛

 間も無く海宝さんの大阪公演です。なにぶん延期が続いたものですから随分長期間に渡ってやっているような気が致します。が、泣いても笑っても次が最後。
 軽はずみにも「次の大阪公演ではオーヴァーチュアを変えます」なんて発言をしてしまったものだから (と言っても元々書き換えるつもりだったのですが)、実際に今度演奏するものは新譜面。何の曲が入っているか知りたい!という言葉を頂くことが結構多かったので、今回は演奏前に使用曲一覧を出しておこうと思います。
 書き換えるに当たって、何かしら良くしないと書き換える意味がありません。そこで、今回は「演奏効果の引き上げ」と「ある程度分かりやすくする」という二つのコンセプトを設けて新たに作り直しました。結果的に使用フレーズは24と少し抑え気味ですが、かなり視界は明るくなったのではないかと思っております。

 

1.アラジン「自慢の息子」

2.ディズニー オープニングロゴのフレーズ

3.美女と野獣「愛せぬならば」

4.ピノキオ「星に願いを」の前奏 (本編よりも好き)

5.美女と野獣「間奏曲」

6.マイ・フェア・レディ「踊り明かそう」の間奏部

7.アリージャンス「行かなきゃ」

8.シスターアクト「Do The Sacred Massご存知ですか?笑

9.ジーザス・クライスト・スーパースター 「彼らの心は天国に」のリフ

10.ラヴ・ネヴァー・ダイズ コニー・アイランド・ワルツ

11.オペラ座の怪人 「怖いわファントムの気配よ」

12.ミス・サイゴン 冒頭

13.ラヴ・ネヴァー・ダイズ「美の真実」グスタフの歌う「全部見られますか」

14.ラヴ・ネヴァー・ダイズ マダム・ジリー激昂の音

15.エビータ「アルゼンチンよ泣かないで」

16.ピノキオ「星に願いを」

17.ラヴ・ネヴァー・ダイズ グスタフが弾いたピアノ

18.オペラ座の怪人 マスカレード (※ボレロの手法で)

19.南部の唄「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」

20.美女と野獣「美女と野獣」

21.アラジン「ホール・ニュー・ワールド」

22.レ・ミゼラブル プリュメ街冒頭

23.ジーザス・クライスト・スーパースター 前奏曲のクライマックス

24.ミス・サイゴン「神よ何故」の間奏

 

 どうしてもジーザスの使いやすさとラヴ・ネヴァー・ダイズ への愛は隠しきれませんでしたが、兎にも角にも、是非ブロードウェイ版の「Sister Act」をチェックしていただくのと、アリージャンスの存在をお忘れになる事の無きよう。。

 次もしこういう演奏会があったら今度は全く新しい発想で書くつもりです。一度書いたモノから逃れるのは本当に難しい、と言う意味で「呪縛」と名付けさせて頂きました。

好きな作曲家

 そんな事言い出したらキリがない。
自分はよく他人に聞くくせに、いざ自分が聞かれると異様に困るものだ。

 苦し紛れに「ララフマニノフです」とか言うので多くの人に誤解を与えていると思うが、その言葉が出るまでには以下のような葛藤がある。

『好きな作曲家か、、誰にしようかな。
 ベートーヴェンとかモーツァルトとかはもう好きとかいうレベルじゃないし、バッハと言ってもそれで万一話が膨らんでしまった場合ちょい困る。
 シューベルトは作品を本当に選ぶし軽はずみにシューベルトなんて出したらドイツリート好きだと勘違いされかねないし、シューマンは「献呈」は大好きだけど交響曲ではバーンスタインの演奏以外で好きだと思える事が少ないし、ブラームス、、、……メンデルスゾーン、、と言うのもなんかなぁ。。ドヴォルザークもちょっと当たり外れがあるし……。。

 チャイコフスキーは間違いなく好きだけど、わざわざ言うのもなんか恥ずかしいし、グラズノフと言ってもピンと来ないかもしれないし、ドビュッシーをここで出すのも違うし、デュカスも交響曲の話題しか広げたくないし、ストラヴィンスキーの初期ですと言った所で春の祭典と火の鳥の1910年版しか好きじゃないし、、シェーンベルク……グレの歌??なんか通ぶってない??やっぱ調性好きなんだね(笑)とか言われそうだし……ヒンデミット、、オネゲル、、、イベール、、、、違うなぁ……

 レハールと答えてただのオペレッタ好きだと思われるのもシャクだし「メリーウィドウ」の話題で振り落としてしまいそうだし、マーラーと言おうにも巨人ファンなので (当然交響曲第一番のこと) その後話が展開してしまったら面倒だし、プーランクやフランセと言うと「よく管楽器の伴奏やってるんですか」みたいな流れになりそうで嫌だし、デュティューなんて引っ張りだしたらその後の流れが未知数になってしまう。

 ポップな方に寄せてアダムスなんて答えよう日には俺と言う人間が誤解されかねないし、当然コリリアーノも同様。ガーシュウインなんて言ったら「やっぱりミュージカルの人だから」とか言われそうだし、アンダーソンを出しても多分「トランペット吹きの休日&子守唄」と「舞踏会の美女」と「シンコペーティッドクロック」と「そり滑り」と「ワルツィングキャット」くらいしか知らないんだろうし、バーンスタインと言うのも違うし、カプースチンなんて言ったらどう思われるか分からない。

 いっそジョン・ウィリアムズとか言ってやろうか。スターウォーズ以外の話題で盛り上がれるならそれでも良いけど多分無理そう。「ホームアローン」の音楽がジョンの作品の作品だという事をどれくらいの人が知っているだろう。ハワード・ショアやダニー・エルフマンを出してもいいが、彼らは活動が多岐に渡り過ぎていて地雷なのである。
 もちろんアンドリュー・ロイド・ウェバーを忘れては居ないが「死ぬまでに一度グスタフをやりたいんです」なんて口が裂けても言えない。「ミス・サイゴン」の時のクロード・ミシェル・シェーンベルクももう尊敬して止まないが、角が立つような表現しか出来なさそうだ。

 邦人を出すか?矢代秋雄の交響曲とか、別宮貞雄のヴァイオリン協奏曲も好きだ。私の師匠、鈴木輝昭も外せないし、邦人と言い出したら久石譲とかも候補に入って来るのでそれはそれで難しい。
 自分も邦人だけど、当然「森亮平です」なんて口が裂けても言えないし

 リヒャルト・シュトラウスと言ってみようか。個人的にツァラトゥストラは推しなんだよなぁヴァイオリンソナタも大好きだし、ただ、、、オペラの方向に話が傾いたら面倒臭い。

 やっぱりラフマニノフかなぁピアノ協奏曲2.3番と交響曲2番の話題で行けるし、パガニーニの主題による狂詩曲もあるし、いざとなったら「死の島」とピアノ協奏曲第5番 (他人の手による交響曲第2番のピアノ協奏曲版。あまり好きというわけでもない) の話題を熱く語れば向こうも折れるだろう!!!』

「ララフマニノフです///

 

そう答えると割と高確率で言われるのが以下の台詞だ。

「意外と普通だった!!」

 

…ならば聞かせて頂きましょう。普通じゃない異常な答えを。笑

iPad

 iPadが発売されてからiPadを買うまでは、かなり長かったように思います。必要ないと思っていたのです。

 生来、演奏中に自分の横に譜めくりの人がいる事がどうも苦手です。以前、譜めくりの人がついてしまう本番で、どうしても (本当は弾く必要がないけど欲しいのに) 手が足りない所があって「めくらなくていいからこの音 (低音で譜めくりの位置からとても弾きやすい、しかもたった一音) をこのタイミングで弾いてくれ」とお願いして断られた時からもう「ピアノを弾くときに譜面をめくる人が居る必要が自分には無い」と、あらゆる方法を使ってなるべく楽にセルフで譜めくり出来る譜面を整備するに至りました。

 元の譜面が大概A4強のサイズで、それを50%に縮小すればA4一枚で4ページになってくれます。必然的にめくりの回数もグッと減りますし、任意のタイミングでめくるような製本も可能という事でしばらくやっていました。

 そこに来て、iPadで譜面を管理出来ると知り、ちょうどその時ベルリンフィルのアプリに課金した事もあったので、疑心暗鬼ながらiPadを購入したらもう。その快適さに脱帽致しました。iPadを横向きにして譜面を二ページ分表示するともちろんA4サイズよりは大分小さくなりますが、以前は最小50%の縮尺で見ていたし、ミニチュアスコアやなんかよりも音符はよっぽど大きい。しかも、1ページずつ譜面を先に送れるのが最強です。

 ……が、やはり心配は心配でした。iPad (またはアプリ) が演奏中に「落ちる」事があると聞きましたし、結局二年くらいは試験的に使いながらも予備で紙の譜面を置いたりしていました。使っていくうちに、また、他の人の話を聞くうちに「本番中は電圧の変動があるような電源に繋がず、なるべく他のアプリを起動していない状態で、普段からエロいコンテンツを違法にダウンロードしない(当然私には関係ない話です)」という事を守れば不意に落ちる事はないであろうという結論に至り、実際今でも演奏中に落ちた事はありません。

 譜めくりペダルも沢山試しました。どうにも数十回に一回、2ページ一気に捲れてしまう事があったのですが、最近そういう事が起こらないペダルを発見。割と普段から真ん中のペダル(ソステヌートペダル)を多用するタイプなので、それとソフトペダルを同時踏みしている時は手でも捲れるという都合の良さ。慣れれば本当にもう離れられない。譜面台を立てなければそれだけピアノの音も入ってくるし。

 iPadで譜面を見る事を反対する方達に対して一応書いておきますが、基本的にIMSLPやなんかでタダで落とした譜面は本番で使用致しません。購入した譜面をコピーして、スキャナでPDF化して使っております。無論、そのデータは自分の演奏以外の用途では使っておりませんので悪しからず。

生まれ年

 ニールセンの生まれ年が1865年である。
私の住所の郵便番号の下3桁が、ニールセンの生まれ年の下3桁と同じである。○○○○865なのだ。

 バッハの生まれ年は1685年である。
非常に紛らわしい。しかし今度は私の携帯電話の番号と下4桁と同じだ。

 私の誕生日はモーツァルトのレクイエムのケッヒェル番号と同じである。この場合はケッヒェル側を大変覚えやすくて有難い。

 

 生まれ年があるなら、馬ドシラがあってもいいと思う。

 馬シラソ

 馬ラソファ

 馬ソファミ

 馬ファミレ

 馬ミレド

 馬レドシ

 これらも同様に。

 これで皆様は「生まれ年」と聞くたびに馬がピアノの鍵盤上をリズミカルに跳ねる絵が想起されるに違いない。私が年男になる次の年まで馬は順番待ちをしていると思うと可愛い。

エノキ

 榎茸が好きだ。むろん食用の榎茸の事だ。某しゃぶしゃぶチェーンに行って、えのきだけだけを大量に注文するくらいに好きだ。

 ここで一句詠むならば「白エノキ ブラウンエノキ 白エノキ」である。もちろんそこでの私の注文の仕方である。

 歯に挟まるのは少しやめて欲しいけど、それも含めて好きだ。今晩はキノコ鍋だったのだが私がイオンで買い物籠に投入した「えのき茸 大」という商品は大変良い働きをした。現に今、歯医者に行ったら「左下1、2斜線、エノキ」などと言われるのだろう。

 ここで一首詠むならば「エノキダケ 分量二倍の 大エノキ あったらいいな 特大エノキ」だろう。分量二倍でも値段はほんの少し上乗せされたぐらい、と言うのが本当に不思議である。

 エノキは何にでも合う。甘味としては弱い、くらいがウィークポイントではないだろうか。えのきだけだけは何物にも変えられない。自分でエノキを調理する際はなるべく軸を残して束の状態で投入する。バラバラにしてしまうとあの集合体の部分が食べられないではないか。
 そう、何と言っても根本付近の付かず離れずの集合している感が良い。他のきのこにも、例えば舞茸やしめじにも同じような部分があるが、やはりえのきだけにはえのきだけだけの集合感がある。ついでに言うと、石づきだけ切り落としたらそれ以上細かく切る事もしない。如何に軸を残して石づきギリギリを切るかに全てが掛かっている。例え石づきを切り落としただけの状態で調理を初めても、そのままの状態を保ってくれる事など決して無いのだから。今思いついたのだが、丸ままの状態で天ぷらにするのは良いかもしれない。形は残る可能性がグンと上がるであろう。もうすぐ恵方巻きを食べる時期がやってくる。恵方エノキ天でも北北西に向かって食べれば年神様も心意気は買ってくれるはずだ。

 ここで一節詠むならば「エノキの軸だけ 販売すれば 誰が買うのか 俺は買う」となる。房の部分 (あの部分を「房」という呼ぶのかは知らない) だけが欲しいという人もいる可能性があるとすると、軸だけの販売も可能なのではと思う。

 2028年がエノキダケ栽培成功百周年らしい。ちょうど良いので2028年にはエノキダケの為ダケの演奏会を開催しようと思う。前人未到の「エノキダケ協奏曲」を書こうではないか。そうしたらどこかの農協様あたりがスポンサーについてくれて、一年分の榎茸を私にくれるかも知れない。そうしたら私は1カ月足らずで完食してみせよう。

 何気なく書いてしまったが「エノキダケ協奏曲」としてしまったら、榎茸を楽器として扱う事になるではないか。どう音を出すのだろうか。ヴァイオリンの弓の代わりに長いエノキを使う事になるとする。つまりそのような長いエノキタケの栽培に成功してしまったという事ではないか。それは、ダイエットメニューとかではなくもう「エノキ麺」と呼ぶに相応しい。私は麺類も好きなので、「エノキ麺」にはきっと目が無いのだろう。やがてエノキ麺は「ラーメン つけ麺 エノキ麺」と呼ばれるに相応しい地位を確立するに違いない。

 ジョン・ケージはキノコが大好きだったそうだ。そういう意味では私もジョン・ケージと仲良くなれるかと思ったが、今改めて調べてみると微妙かもしれない。ただし、いずれ私の名前がウィキペーディアに載るような事があった場合には「エノキ研究」という項目を作ってもらえるように、今後少しエノキについての研究を初めてみようかとも思う。他のキノコに手を出すつもりはない。あくまでえのきだけだけだけに集中するのだ。

 因みに食材で一番何が好きかと聞かれれば、それはもちろん米である。

机を買う話

 家具を買うというのはかなり重要なステップだと思う。
 自分の場合、普段特に家具を気にするようなタチでもないのにふとした事から「良い机が欲しい」などと考え始めるのだ。

 椅子については人一倍考えてきたつもりだ。まずピアノ椅子に始まり、作業に適した椅子をずっと追い求めてきた。結果的に納得のいくものと出会えたかと訊かれると困る。少なくともピアノと向き合う椅子に関して一定の方向性は見つかっているものの、他の椅子については未だに迷っている。

「座る」という事だけで言えば二脚、うちにある椅子たちには心底納得いっている。
 しかし、椅子というのはただ座るだけではない。座って何をするかによって大きく求めるものは変わってくる。そう考えると納得のいくものはない。

 最近行った宿で炬燵に久し振りに入った。元来炬燵への憧れは強く、そこで居眠りなどした日には最高なのだろうと思っていたのだが観光旅行で行ったにも関わらずどういう訳か仕事が困るほど捗ったのだ。
 自分は正座は苦手だと思っていたし、胡座も同様に足が割と早く痺れてしまうのが悩みの種だったが、本来自分の骨格に合っているのは「地べたに座って机に向かう」というスタイルではないのかと思わざるを得ない。

 畳も好きなのだが、つまるところ和室に憧れているという事はないらしいという事も判明した。翌朝その宿の畳を丹念に嗅いでみたがどうやら本物の畳ではない。この事が何を意味するかと言うと、私が集中する為に必要なのは地べたに座って向かいあう為の適切な卓なのだ。

 もちろん、旅行先という非日常な空間だからこそそんなふうに思うのだとも考えたが、ある意味「日常」を「非日常」に持ち込んでしまっても「非日常」を厭わず集中出来たということの方が大きいという結論に至り、帰宅した翌日に家具屋に向かった。

 アウトレットで80%OFFという破格のステキな家具を見ながら、その店に入って暫く通ってきたエリアの一点物の家具が頭をチラついて離れない。

 アウトレットの中から「コレか、アレかな」と言いながら、やはりどうしても頭から振り払えない机があるのに気付く。別にアウトレットがどうこうという話ではない、こんなに頭を離れない机があるのに他のもので納得しようとしている自分に気が付いてからの判断は早く、今その机に肘を置いてこのエッセイを書いている。

 愛着と言うのは形を変えながら永久に続くものだと思う。愛着を持つためにはそのモノに対する執着と愛情が不可欠だ。

作品番号を付けられたい

 作品番号を持つような作曲家になりたい。現在では「出版された順で作品番号が付けられる」という説もあるが、それは勘弁。出版は難しい。

 いずれ自分が天寿を全うした後に、他の誰かに整理してもらって番号が付くのも良いけど、整理するに足る程の情報を遺せる自信もない。往々にして書簡であったり初演された演奏会の情報なんかがそういった番号を付ける際の判断材料になり得ると思うのだが、まず手紙を書くことがない。
 手紙を書いた事がない訳ではもちろん無いけれど、少なくとも自分が作曲をしている曲について「私はまさに〇〇を書いている所で」なんて誰かに書いて送った覚えは毛頭ない。

 それに近いものがメールやLINEの類だがそんなものは恐らく前もって消去するだろうし、消しきれなかったとしても膨大な迷惑メールの墓場からそういったやり取りをピックアップするのも大変だ。今だってそういうメールを見つけるのは大変なのに。
 万が一「- 森 亮平の重要な発言 -」などと銘打たれてLINEのやり取りを書籍化されたりしては、もう目も当てられない。
「当初のお話では明日が期限でしたが、どうしても心が動かず……もう二、三日猶予を頂きたく思います」なんて残った日には、我が子孫が残るとしても彼らからは他人のフリをされるであろう。
 その時代に「書籍化」なんて言葉が残っているかも微妙である。せいぜいまとめサイトが良い所か。

 要は自分で整理しておくのが一番で、そうなると正直ここ最近のものしか時系列に自信がない。
 そこに来て、昨年の引っ越しである。一から数え直すチャンスとしては申し分無いというわけでこれを機に整理する事を心に決め、こうしてエッセイとして認めている次第であります。

 どう表記しようかしら。引っ越して最初に仕上げたものにop.F-1とか書いてみるけどなんか収まりが悪い。因みにFは船橋のFです。何かスタイリッシュでそれっぽいアイデアがあるよという方はご一報ください。
 それに付加して、今後は積極的に、しかし送っても差し支えのない方に、今自分が何を書いていてそれがどんな具合かを無闇に送って行こうと思う。もちろんメールやLINEで。
「私は今三曲目のチェロソナタを書いている所です。しかし〇〇さん(人名)は『こんな曲は弾けない』と言うんです。それを聞いて危うく取っ組み合いになる所でした!私はまだその曲の譜面も書いていないのに」みたいな感じで。流石に下ネタは書かないと思う。

 また、今後私が何曲も「未完成交響曲第〇番」なんてタイトルを付けた交響曲(ここは譲れない)を書いて、その番数が実際に整理してみると作曲順やなんかとは全く関係無い数字だったなんて事もやりたい。

 

「森の五番って知ってる?」

「あぁ、交響曲第四番の『未完成交響曲第五番』の事?」

「違う違う、『ミカン星交響曲第五番』の話!」

「そっちか!交響曲第九番『ミカン星交響曲第五番』ね!知ってる知ってる!一楽章に『第三楽章』って副題付いてるやつでしょ?」

「あれ、そうだっけ?『ミカン星五番』は一楽章に『Final』って書いてあるやつじゃなかったかしら」

「こいつは失敬。交響曲第十八番【『ミカン星交響曲第五番』第二番】の事だったか」

「その辺だいぶ紛らわしいよな」

「でもさ、『森の五番』って言われたら普通は交響曲第五番【ピアノ協奏曲『完成』】の事だと思うぜ」

「流石ですな。何も知らなかったらコントラファゴットソナタ『森の五番』に飛び付くところですよ」

「それだったら『コントラファゴットソナタ』って言うでしょ。森のファゴット周りは分かりやすいから。『プーランク作曲・ファゴットソナタ』と、それしか無いもの」

「そうね、他の木管のソナタとか最早副題じゃ判別不能だもんなぁ。フルートソナタ第八番『オーボエソナタ』とかさ」

「それマシな方でしょ?一番ヤバいのは、ホラ」

「あれはふざけすぎ。《ファゴリネットソナタ【アウチェリンデロン式オーボエェェェェエの為の交響的シンフォヌー『合掌付き』】第
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「よく覚えてたなぁ。そのソナタ、結局未だに何の楽器のための曲か分からないんでしょ?ウケるよね」

「マジウケる」

 

そんな曲が書ければ本望である。

(※このエッセイには現段階で御意見を頂く窓口はございません。悪しからず)

雨が好き

 雨を見るのが好きです。

 願わくば縁側があって、そこに紫陽花が咲くような少しばかりの石庭のある、そう広くないお庭のついた家に住みたいです。そして雨の日は和室の電気をつけずにそんなお庭に降る雨を眺めながらのんびりしたいものです。
 旅先で雨が降っても別に構いません。むしろ空気は雨の時の方が強く感じられる成分が多い気がするからです。これは雪でも同様です、多分限度はあります。そういう雪に出逢ったことが無いもので。

 ただ、雨の中を歩くのは本当に嫌いです。まず、傘をさすのが嫌いです。身長がなまじある分、傘をどうさしても足が大いに濡れます。直径が大きな傘でも同様です。鞄が濡れるのも心配です。
 まぁ、鞄については、普段リュックの事が多いので傘で庇えるのですが、そうすると体の前面のガードが甘くなります。結果的に足だけではなく、下手すれば胸の辺りまで濡れてしまう事になります。

 そもそも傘を持ち歩くのが嫌いです。折り畳み傘はなんだか不衛生な気がして嫌いだし、使った後折り畳むのも得意ではないし、長傘もどう扱っていいか分からない。濡れているので取手しか持てないし、絶妙に持ちづらい長さだし。

 便利という謳い文句の折り畳み傘を何本購入したか分かりません。ワンタッチで閉じられる、と言っても最終的な数段階はこちらでやらなければならず、私にとっては何も便利ではない。折り畳むときに骨を折る事に骨を折っていなかったかと言われると、確かに骨を折ってはいたがそこまで苦痛でもなかった。むしろその先、布部分をピシッと綺麗にまとめて丸める段階が最も折り畳み傘のマズい所なのに。
 傘って、文明が散々発展してきているのにも関わらず、基本的な考え方は変わっていないではありませんか。デカい葉っぱを雨除けにしていた頃と何も変わらない。むしろ、デカい葉っぱの方が、水が垂れる方向がある程度決まっている分、便利なのではないかとも思います。

 

 10数年住んだ家から引っ越したのですが、次の部屋はベランダが広め……広めというか深めと言えばよいのか、、で、雨が降っていてもベランダで過ごせそうなのです。それが楽しみで仕方ありません。
 そして次、雨が降ったらそのベランダにケルヒャーをかけるのです。晴れの日にやったら近隣の方に水しぶきが迷惑でしょうから。

 私、オリバーは、全乗りです。
(情勢的に「体調に余程の事が無い限り、ですが」と付けておいた方が良いのでしょうか…?)

 

あまり纏まらない文章となってしまいました。最初のほうで「お庭」というワードを出してしまい、「お」が要らないんじゃないのかと思いつつ「庭」だとなんだかニュアンスがなぁ、、、とか思っていたせいかもしれません。

百貨店や空港に行くと、何故か鞄のコーナーに足が向いている。

そういうことが、時々ある。

今家にある鞄のラインナップは、いつでも思い出せる。

ただ、、、

ただ、、、今使っている鞄の何かが違うという感覚だけが、使っているといつも襲ってくる。

ずっと鞄を、、、鞄を、、、探している。

 

そういう気持ちに取り憑かれなくなったのは、友達のチェロ弾きと国立辺りのアウトドア用品店に行ってからです。

私はそこでA3の書類が楽に入る大容量の軽いリュックを発見いたしまして、それ以降はよほど荷物が少なくない場合、大抵それを使っています。

今年大胆に作り替えたとは言え結構な分量だったレミゼのスコア(A3、しかもご丁寧にケース入り)を入れ、パソコンにiPad、水筒や何かしらのゴタゴタを詰めてもまだ他のものが入る余裕を感じさせて、しかもどこか軽い気がするこの鞄。

聞いた事あるメーカーのものだから何となく信用できるし、水にも強そう。

後はそんなリュックを背負って長時間歩き回っても汗染みが出来ない黒い服があれば最高なんだけれど。

それだけ。

 

おぉ、大分短く済んだぞ。これでこそ「エッセイ」の尺ではありませんか。